
根本原因からアプローチ
当院では、口腔機能発達不全症に対し、原因に根本からアプローチしています。口呼吸や睡眠障害、舌癖など、発達不全を引き起こす要因を見極め、それぞれに適した治療と指導を行います。さらに、お子さん一人ひとりに合わせた口腔機能の改善プログラムを考え、正常な成長をサポートします。

矯正装置でも口腔機能改善
口腔機能発達不全症の治療において、一般的な矯正装置を使用した機能改善も行っています。特に、歯並びや噛み合わせに問題がある場合、矯正装置を使って適切に顎や歯を整え、機能の正常化を図ります。矯正治療により、正しい咀嚼や呼吸の習慣をサポートし、口腔機能の改善を促進します。
矯正装置の種類
床矯正

床矯正は、取り外し可能な装置を使って顎の幅を広げる治療法です。成長期の顎の骨を広げることで、歯が正しい位置に並ぶスペースを確保します。比較的軽度の歯並びや噛み合わせの問題に適しており、早期からの治療が効果的です。子ども自身で装置を着脱できるため、日常生活への影響が少ないのも特徴です。
インビザライン・ファースト

透明なマウスピースを使用する矯正治療は、目立たず快適に進められるのが特徴です。取り外しが可能で、食事や歯みがきの際もストレスを感じず、日常生活に支障をきたしません。軽度から中等度の歯並びの乱れに適しており、審美性を重視するかたにはおすすめです。
マウスピース型矯正装置
(インビザライン)は
薬機法の対象外です。
01 未承認医療機器であること
インビザライン®は薬機法上対象外の医療機器です。
医療機器としての矯正装置に該当しないため薬機法上の承認を得ていません。
マウスピースに使用される材料そのものは薬事承認されておりますので、安全にご使用いただけます。
02 国内の承認医薬機器等の有無
マウスピース型矯正装置はインビザライン®の他にもさまざまな種類があります。その中には、条件を満たして薬事承認されているマウスピース型矯正装置も国内でいくつか存在しています。
03 諸外国における安全性等に係る情報
1998年にFDA(米国食品医薬品局)から医療機器として認証され、販売認可を受けています。
これまで1,500万人以上の患者さんに使用されておりますが、重篤な副作用の報告はありません。
04 入手経路等
インビザライン®は、米国アライン・テクノロジー社の製品です。
当院はインビザラインを用いた治療システムを、アライン・テクノロジー社のグループ会社である
「アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社」より入手しています。
05 医薬品副作用被害救済制度について
医薬品副作用被害救済制度について万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
プレオルソ

プレオルソは、子ども向けの取り外し可能なマウスピース型の矯正装置です。特に、顎の成長に合わせて歯並びを整えるために使用されます。就寝時や日中の決まった時間に装着するだけで効果を発揮し、軽度な歯並びの乱れや噛み合わせの改善に適しています。金属を使わないため、快適で痛みが少なく、成長期の子どもの歯を無理なく整えることができるのが特徴です。
ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯にブラケットを取り付け、ワイヤーを使って歯を少しずつ動かしていく治療法です。最も一般的な矯正方法で、軽度から重度まで幅広い歯並びの問題に対応できます。固定式であるため、常に矯正力がかかり効果が高い一方、定期的な調整が必要です。
金属製の固定式矯正装置で、歯にしっかりと固定され、強い矯正力を持ちます。幅広い歯並びの問題に対応します。
透明なブラケットを使用した矯正装置で、目立ちにくく、審美性が高いのが特徴です。メタルブラケットと同様の強力な矯正力があります。